2024年2月、子連れで冬の北海道に行った旅行記です。
冬の北海道での子連れ旅は、楽しいことばかりではなく、移動だけでも一苦労…。
特に、3日目の新富良野プリンスホテルから旭山動物園への移動は、想像以上に大変でした。
ふらのバス ラベンダー号 約67.6キロメートル
旭川電気軌道 往復約25キロメートル
JR北海道 ライラック号 約137.6キロメートル

合計距離: 約230キロメートルの大移動です。
この記事では、実際の体験談をもとに、冬の北海道での移動手段、特に公共交通機関を利用した際の注意点や、混雑状況などを詳しくお伝えします。



冬の子連れ北海道旅行の参考にしてくださいね。
- 子連れで冬の北海道旅行を検討されている方。
- 冬の旭山動物園観光を検討されている方。
新富良野プリンスホテルからラベンダー号で旭川駅へ
新富良野プリンスホテルをチェックアウト


朝6時前に目を覚まし、窓の外を見ると、美しい朝焼けが広がっていました。
ゆっくりと昇る朝日が、景色をやさしく照らし始めています。
奥には雄大な十勝岳と富良野盆地が一望できます。
窓の外には駐車場が広がっていますね。



駐車場もこまめに除雪しないと、あっという間に雪に埋もれてしまいそうですね。


- スキー直結&コスパ良し
-
スキーハイシーズンでも比較的お手頃な価格で宿泊可能。
- 施設充実
-
ニングルテラスや温泉など、スキー以外の楽しみも豊富。
- 自然に囲まれたロケーション
-
富良野の美しい景色を満喫できる。





お得なプランを比較してみてくださいね。


新富良野プリンスホテル前からラベンダー号に乗車し、旭川駅へ




新富良野プリンスホテル前には、ラベンダー号のバス停があります。
運行の便数は、おおよそ1〜2時間に1本程度です。
運賃は旭川駅までは1,050円でした。(2024年時点)予約不要です。
※詳しくは公式ホームページでご確認ください。
新富良野プリンスホテルから乗車した方の多くは、富良野駅で下車しました。
一方、富良野駅や停留所から乗車する方は地元の方も多く、車内はほぼ満席となりました。



旭川駅まで約70kmの距離で運賃1,050円(2024年時点)は、とてもお得ですよね。


車窓から見える北海道の山々に広がる雄大な雪景色に感動しました。
路肩に積み上げられた雪や、手つかずの雪原に残る動物の足跡など、冬ならではの光景を目にすることができました。
さらに、地元の方や学生さんが乗車する様子から、北海道の暮らしをほんの少し垣間見られたのも、バス移動ならではの楽しみのひとつでした。


しかし、停留所21か所、約2時間の乗車は、さすがに子供も退屈し、私も疲れてしまいました…。
バスは電車のようにデッキへ移動して気分転換することもできず、ただひたすら座って時間が過ぎるのを待つのみでした。



北海道は本当に広大で、移動が大変です!
後から気付いたのですが、ラベンダー号は旭川空港も経由しているので、曜日とタイミングが合えば、旭川空港から旭山動物園への直行バスを利用するのも良いかもしれません。旭川駅からのバスは本当に混雑していて、かなり疲れました。
運航ダイヤ : 旭川空港発のバスは一日一便
料 金 : 片道(運賃後払い) 大人 650円 小人 330円
所 要 時 間 : 片道 約35分
※冬期開園期間の土日祝日のみ運行(指定日は休園日を除き毎日運行)
※2025年2月時点の情報です。詳しくは、下記公式ホームページをご参照ください。
旭川駅から路線バスに乗って旭山動物園へ
旭川駅に到着し、旭山動物園へ


旭川は札幌や富良野よりも格段に寒く、その寒さに驚きました。
旭川は上川盆地の中心に位置しているため,道内でも一年を通して寒暖の差が大きい四季の変化に富んだ街といえます。とりわけ有名なのは日本最低気温の記録「−41℃」です。
旭川観光情報



−41℃とは本当に驚きですね。


旭川駅はとても広く、イオンモール旭川駅前と直結しているので、とても便利です。
旭山動物園行きの往復乗車券を購入しました。IC乗車カードは Asaca・DoCARD のみ利用可能とのことなので(2025年1月時点)、これらをお持ちでない方は事前に購入しておくと安心です。
旭川駅から旭山動物園行きのバスは、1時間に約2本運行していました。
この時は乗車する人が多く、満員になって途中の停留所では乗れない方もいるほどの混雑でした。
早めにバス停に並んでいたおかげで、今回は座ることができました。



旭川駅から路線バスで旭山動物園へ行く方は、混雑することが多いため、バス停留所で早めに並ぶのがおすすめです。
旭山動物園に入園
住所 : 〒078-8205 北海道旭川市東旭川町倉沼 旭川市旭山動物園
入園料 : 大人1,000円(市外) 中学生以下無料
※2025年1月時点での情報です。詳細につきましては公式ホームページでご確認ください。
旭山動物園は結構遠いですね。駅からの往復で約25キロメートルもあります。


バスを降りると、すぐ目の前に正門が見えます。


一面雪景色ですね。それにしても寒い!


かば館




この施設はカバ・ダチョウが過ごしており、外と屋内の放飼場があります。屋内では、隣の「きりん舎」と地下でつながっています。
カバの屋内放飼場は深さ約3mのプールがあり、水中でのカバの動きをあらゆる角度から観察できます。
また、ダチョウの屋外・屋内放飼場は動物との距離が近く、ダチョウの大きさを感じられます。
旭川市旭山動物園かば館 より
「『排泄物が飛んでくるので注意してください』という注意書きがたくさん貼られていました。
こんなに近い距離でカバの泳ぎを観察したのは初めてで、とても面白かったです。
あざらし館




円柱の水槽をスイスイと泳ぐアザラシの姿に癒されました。気分良く泳いでいますね。
間近で見ると意外と大きく、動きもかわいらしくてずっと見ていたくなります。



時間がないので次に行きます!
ほっきょくぐま館




2カ所の展示場所の1つでは、巨大プールを設置し、ホッキョクグマのダイナミックな飛び込みや泳ぐ姿を観察することが出来ます。
旭川市旭山動物園ほっきょくぐま館 より
もう一方では、堀を利用し、檻のない放飼場になっており、陸上でのホッキョクグマを観察できます。この場所には、「シールズアイ(カプセル)」があり、アザラシの視点からホッキョクグマを観察することができます。
ほっきょくぐまを上からも下からも眺められるように工夫された展示になっていて、見ごたえがありますね。


ぺんぎん館




屋内と屋外の両方からペンギンを観察することができます。子供はペンギンが大好きで、たくさん写真を撮っていました。
積雪期には園内をペンギンが散歩する大人気のイベントが開催されていますが、残念ながら時間が合わず見ることができませんでした。


売店・飲食店・休憩所


園内の売店でお土産を買いましたが、バスと電車の時間が迫っていたため、ゆっくり見学することができませんでした。
売店は少し狭く、あまり落ち着いて買い物ができる雰囲気ではなかったので、予め欲しいものを決めておくことをおすすめします。
グッズについては公式ホームページで写真付きで紹介されているので、事前にチェックしておくと便利です。



とにかくバタバタ旅でした。
旭山動物園から旭川駅へ
旭山動物園を退園




滞在時間は約1時間半。旭山動物園からの路線バスは1時間に約2本しかないため、乗り過ごすと予約しているJRに間に合いません。余裕を持って早めにバス停へ向かいます。
子供はまだ見学したがっていましたし、私も同じ気持ちでした。
ですが、こんな余裕のないスケジュールを立てたのは自分…。
家族に申し訳ない思いを抱きながら、後ろ髪を引かれる思いで旭山動物園を後にしました。



北海道は本当に広いので、時間に余裕を持った行程を組むことをおすすめします。
旭山動物園から在来線バスに乗車。混雑状況は?
私たちは早めにバス停に並び、なんとかギリギリ座ることができました。しかし、車内はすし詰め状態。
乗れない人も多く、満員で諦める人が続出していました。
行きのバスで一緒だったお母さんと4歳くらいのお子さんが、帰りのバスでも偶然同じ便に。
ところが、混雑のせいで座れず、私も席を譲りたかったのですが、距離があり声をかけるのも難しいほどの状況でした。
そんな中、途中で親切な方が席を譲ってくれたようで、ほっとひと安心。
ぎゅうぎゅう詰めのまま移動を続ける中、途中のバス停でも乗客が待っていましたが、すでに満員で乗れず、何人も取り残されていました。申し訳なさそうに発車するバスを見送りながら、「次の便には乗れるのだろうか」と心配になりました。
これほど全国的に知られた観光地にもかかわらず、公共交通機関が1時間に2本の在来線バスのみというのは、正直なところ不便に感じます。特に冬は公共交通機関に頼らざるを得ないですよね。
この情報は2024年2月時点のものです。最新の状況とは異なる場合がありますので、ご注意ください。
おわりに
旭山動物園への移動手段としては、レンタカーやタクシー、または札幌発のツアーバスを選択肢に入れるのが良さそうです。特に小さなお子さん連れの方にとって、あの混雑したバスはかなり厳しいかもしれません。
- ツアーバスを利用する。
- タクシーを利用する。
- レンタカーを利用する。
札幌からのツアーバスも沢山運行しているので、必要経費と割り切るか、あるいは雪のない季節にレンタカーで訪れるのが安心ですね。
klookに日帰りツアーが多かったので一部の紹介します。
札幌発着の日帰りバスツアー!旭山動物園で動物たちと触れ合い、四季彩の丘の美しい花畑を満喫。幻想的なニングルテラスを訪れ、札幌へ戻る充実の1日プラン。
札幌発着の日帰りバスツアー!旭山動物園で人気の動物たちを観察し、美瑛の神秘的な青い池を散策。北海道の魅力を満喫できる充実の1日プラン。
転手付きレンタカーの10時間プライベートチャーター!大人数の旅行に最適で、自由な旅程で快適に移動可能。



人数が多い場合は貸し切りタクシーも選択肢に入りますね。
北海道旅行は移動距離が長いので、
移動の負担を減らして楽しい旅にしてくださいね。
この後は、旭川駅からライラック号で札幌駅へ移動し、すすきののホテルに宿泊しました。その様子については、また後日お伝えします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

