さくのゆるブログ

40代主婦です。旅行の記事をメインにしています。

福岡筥崎宮「放生会(ほうじょうや)」子連れ体験記【2024年】

 

今回は福岡筥崎宮で開催される放生会を子連れで楽しんできた体験記です。

写真を中心にまとめた記事で、福岡三大祭りのひとつ、放生会の空気感を少しでも感じていただけたら思います。

放生会とは?2024年の開催概要と見どころ

開催概要

期間:2024年9月12日(木)~18日(水) ※毎年固定開催

時間:10:00~23:00

場所:筥崎宮全域(福岡県福岡市東区箱崎1-22-1)

筥崎宮 放生会の見どころ

放生会は、福岡の人々にとっては秋の訪れを告げる風物詩です。福岡では「ほうじょうや」と呼ばれています。

特に新ショウガや鳩みくじが人気で、約500軒の露店が並ぶ賑わいは福岡文化の一部となっています。

 

福岡筥崎宮 放生会に子連れ体験記(2024)

放生会には地下鉄がお勧め

地下鉄で行きました。

放生会期間中は渋滞しますので、地下鉄でのアクセスをお勧めします。

崎宮は地下鉄崎宮前駅を降りてすぐです。

」の字は畏れ多いとして地名などでは「」と表記しているそうです。

 

この日は土曜日の夜だったので、夜遅くなっても多くの人で賑わっていました。

全長1キロの間に500の露店が出るそうですよ。

放生会の新しょうが

放生会に行くと新しょうの露店が出ています。

無病息災の縁起物とされ、茎が付いた状態で500円から販売されていました。

筥崎宮の放生会で新ショウガが売られる理由には諸説あるようですが、黒田官兵衛が有岡城に幽閉されていた際、恩人である加藤重徳が彼を助け、その後、官兵衛が放生会に参拝した際に重徳と再会しました。このとき、加藤が自分の屋敷で栽培していた新ショウガを手土産として贈ったことが由来ともいわれています。

 

 

参道の人混みです。

 

きゅうりの露店がありました。1本400円です。

放生会と同じ福岡三大祭りの一つである博多祇園山笠では、祭り期間中にキュウリを食べることが禁じられていますが、放生会ではそのような制約はありませんので安心して楽しめます。

 

筥崎宮の鳥居は国指定有形文化財

鳥居に到着しました。

筥崎宮の一の鳥居(石鳥居)は、刻まれた銘から慶長14年(1609年)に福岡藩主・黒田長政によって建立されたことが確認されています。その歴史的価値から国の重要文化財に指定されています​。

 

筥崎宮の敷地内は比較的、人が少ないですね。

下の写真は参道を撮影したもので、こちらは人がかなり密集している様子がわかります。

神賑わい行事が行われるステージです。

この時は豊前神楽が奉納されていました。

2024年の中秋の名月は9月17日

中秋の名月ではありませんでしたが、ちょうど近い日だったので、楼門と月の美しい写真を撮ることができました。

筥崎宮の楼門について

筥崎宮の楼門は、1594年に名島城主であった小早川隆景によって建立され、国指定重要文化財に指定されています。

楼門に掲げられている「敵国降伏」。

この神額は鎌倉時代に元寇(蒙古襲来)に際して亀山上皇が戦勝を祈願し、奉納したものだそうですです。

筥崎宮は勝運アップスポット?

楼門の右側にある松は、ご神木である『筥松』です。

神功皇后が応神天皇を出産した際に、胞衣(えな)を箱に納め、この場所に標(しるし)として植えられたものだと言われています。

『筥松』の玉垣には、スポーツチームが奉納した大きな絵馬がいくつも掲げられています。

筥崎宮はスポーツチームが毎年正月に必勝祈願に訪れるパワースポットとして知られており、野球やサッカーなどのチームも多く参拝します。

神額の影響でしょうか?

拝殿前です。

拝殿前の行列は、参道の混雑ほどではなく、待ち時間もそれほど長くありませんでした。

こちらは本殿でしょうか。

拝殿と本殿を取り囲む回廊です。生け花や神馬が展示されています。

こちらは御神輿です。馬のようなヤギのような何かが2頭ずつ乗っています。

2024年の放生会おはじき

「放生会おはじき」は、博多人形の職人たちが手作りし、毎年テーマに沿ったデザインで製作されています。

2024年はこちらのデザインで、値段は3000円です。

歴代のおはじき展示もありました。

 

放生会といえば鳩みくじ

筥崎宮の「鳩みくじ」は、放生会で特に人気があるおみくじの一つで、初穂料は1回500円です。

はずれなしで、必ず縁起物が当たる仕組みとなっています。

今年の大当たりはこれです。

航空券やフェリーの乗船券、水族館のチケットなどがありますね。

我が家もそれぞれチャレンジしました。

私は小吉で幸福砂糖が当たりました。幸福砂糖って何でしょう?

グラニュー糖が10本入っていました。

子どもは箸置きです。博多水引職人の手作りだそうです。

個人的に最もいいなと思った景品は夫が当てたこのエコバック。

赤と青と選べました。

鳥居やちゃんぽん、かごが描かれています。かわいいですね。

このかごについて調べてみると、春分の日に近い戊(つちのえ)の日に箱崎浜の真砂を竹かごに入れて身を清める風習があるそうです。

この竹かごは「てぼ」とよぶそうです。

 

帰りの地下鉄は、切符購入の長い列ができていましたので、交通系ICカードもしくはあらかじめ帰りの切符を購入しておくことをお勧めします。

後から知ったのですが、休日は小学生は100円で地下鉄乗り放題になるようです。

さらに、家族で利用できるお得な切符も用意されているようです。詳細は公式サイトでご確認ください。

subway.city.fukuoka.lg.jp

おわりに

今回は人が多く、露店をゆっくり見られませんでしたが、それでも楽しい時間を過ごせました。子どもは少し疲れていましたが、良い思い出になったと思います。